5月病な日々

脚色と虚構

シュワちゃんのいる生活

先日、iPhone7を買った。

二年間使っていたauiPhone6から、docomoのiPhone7へと乗り換えたのである。色はローズゴールドを選んだ。好きな人と同じ色だからという単純な理由である。

先代のiPhone6は、買って早々画面を割り、修理が面倒で結局二年間割れたまま使い続けた。充電の持ちも悪くなっていたし、画面が割れていることが苦痛すぎたため、二年契約からの解放と同時に即乗り換えた。おかげさまで新たなiPhone7は綺麗な画面と素晴らしい充電の持ちを見せてくれ、嬉しくて日々無意味に触っている有様である。

さて、私は毎回携帯電話に名前をつけているのだが。

まだガラパゴス携帯だった初代は「ジョニー」、二代目であり初のiPhoneデビューでもあるiPhone5は「マイケル」、三代目(先代)のiPhone6が「ポール」。このように、代々携帯電話に外国の男性の名前をつけている。

何故いちいち名前をつけているかというと、携帯依存症気味の私にとって、携帯電話は生活になくてはならないものであり、恋人であり友人であり家族のような存在であるからだ。つまり、愛着が半端なくあるのである。

また、私は物忘れが激しいためしょっちゅう携帯電話をなくす。そんな時、名前を呼びながら探すと携帯電話側も出て来やすいかとおもったのである。

友人にも紹介し易いし、名前をつけることで身近な「もの」だったものが意思を持つように感じられ、更にだいすきになってよい。あとは単に癖である。私は昔からすきなものには名前をつけがちな子供だった。

そういうわけで、早速四代目であるiPhone7の名前を考えたんだが、一週間考え抜いた末「アーノルド」に決定した。

今回は愛称もある。その名も「シュワちゃん」。

もう薄々勘付いているかもしれないが、歴代の名前は外国の有名人から頂戴している。初代は「ジョニー・デップ」、二代目は「マイケル・ジャクソン」、三代目は「ポール・マッカートニー」、そして今回は「アーノルド・シュワルツェネッガー」。

毎回外国の男性の名前なのは、携帯電話がイケメンに擬人化するCMに影響を受け、「仕事のできる男性像」を想像した時に、外国の男性のイメージが浮かんだからである。

ちなみに、Mさんに名前をアーノルドにしたと報告したところ「結構真剣に読んだけどよくわからない」と一蹴された。この話をすると基本的にみんな塩対応である。その割にちゃんと名前を覚えてくれるので、私の周囲は優しい。

既に愛着が湧きまくっているんだが、ピンクのシュワちゃんは本当にかわいい。iPhoneのスタイリッシュさには心底惚れ惚れする。

たとえ親指を立てながら溶鉱炉に沈んでも、iPhone7は防水なので心配は無用。何度でも蘇る。そう、iPhoneならね。