5月病な日々

脚色と虚構

ベッカーブロットの美味しさについて

突然ですが、皆さんは朝食は食べますか。

私はと言うとそもそも食べない派なのだが、今回話題にしたいのは朝食のことではない。ベッカーブロットが美味しすぎるという話である。

f:id:hsatuki:20170518223649j:image

ご存じない人に説明すると、ベッカーブロットとは超熟だとかふんわりだとかみたく、食パンにつけられた名前であり、またその製造元の名前でもある。

HP 山梨笛吹の手作りで美味しいパン屋:ベッカーブロット

小さい頃から母が普通にスーパーで買っているのを見ていたので、てっきり全国流通しているものとおもい込んでいたが、この様子だと山梨にしかないようだ。

それはともかく、ベッカーブロットは素晴らしい。他の食パンとは美味しさの次元が違うのである。

我が家では食パンはトーストして食べるのだが、ベッカーブロットはトーストせずとも美味しい。ちなみに、トーストすると訳がわからないぐらい美味しくなる。

某食パンの場合、トーストしてから皿の上に少しでも放置しようものなら耳がべちょっとなってしまう。ベッカーブロットはそれがないのだ。どんだけ冷めても美味しい。べちょっとしたことなんて一度もない。

食感はひたすら柔らかく、トーストすると世界中の「サクッ」を集めたようなサクサク加減になる。もちろん耳まで美味しい。なんなら耳が一番美味しい。

個人的な食パンあるあるなんだが、食パンの耳の4辺のうち、1辺は必ず固すぎて美味しくない部分がある。製造過程で下に来る部分なのだろうか。しかしベッカーブロットはそれがない。4辺もれなく全部美味しいのである。

ジャムやバターを塗っても美味しいが、ベッカーブロットは何も塗らなくても美味しい。パンそのものが美味しいのである。ポテンシャルが高すぎる。

このように、私は美味しい食パンと言えばベッカーブロット、ベッカーブロット以外の食パンも嫌いではないが好んで食べることはない、というぐらいベッカーブロットを愛しているのだが、ベッカーブロットにも難点はある。

まず、価格。これだけ美味しいのだから納得なのだが、他の食パンに比べるとどうしても割高である。そのため、安価なものばかり置いてあるスーパーにはそもそも売られていないことも多い。

そして、軽さ。美味しさの理由でもあるのだが、サクサクふわふわなぶん1枚が軽いのである。絶対に1枚ではお腹いっぱいにならない。しかも美味しいので気をぬくとめちゃくちゃ食べてしまう。まさに諸刃の剣である。

だが、1度ベッカーブロットを食べてしまうともう他の食パンには戻れないのだ。それほどまでに美味しいのである。少しコスパが悪いからといって、食べて残念になるよりは幸せになった方がよい。ベッカーブロットにはそれだけの価値があるとおもう。

まだベッカーブロットを食べたことのない人、食パンを食べる習慣があるのなら尚更、1度食べて見てはいかがでしょうか。他の食パンに戻れなくなっても責任は取れませんが。